親族が救急車を呼んだが、現場で男性の死亡が確認された。 現場で救急隊が男性を救助しようにも、カンガルーが威嚇を続けて近づけなかったため、警察官がカンガルーを射殺した。 ABCニュースによると、死亡した男性はアルパカのブリーダーだった。近隣住民の間で「動物好き」として有名で、彼を攻撃したカンガルーも、幼い頃から飼い慣らしていたという。 クロカンガルーは比較的大型な種類で、尾まで入れると体長約2メートル、体重も50キロほどまで成長する。男性が住んでいた西オーストラリアだけでも、180万頭以上生息している。 オーストラリア全土で野生のカンガルーの数は約4280万頭にのぼるが、カンガルーによる死亡事件はまれだ。BBCによると、今回は1936年以来初めての死亡事件だという。 オーストラリア固有の動物をペットとして飼うことは規制されているが、男性が飼育許可証を持っていたかは明らかになっていないと警察は発表している。 「カンガルーは大きな動物で、鋭い爪や鋭い歯など多くの『武器』を持っています。追い詰められたり、なんらかの苦痛を感じた場合、非常に危険です」 「カンガルーも人間も2本の足で立つ動物で、そこが問題です。カンガルーにとって、人とカンガルーとの区別がつきません。オスが成長して大きくなると(ケンカ相手や敵だと勘違いするため)特に危険になります」 独自の写真特集や、思わず共感してしまう体験談、著名人の最新情報から徹底的に掘り下げた調査報道までーー。「世界のイマ」がわかる話題をお届けします。

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