王室の女性メンバーたちは、女王にとって特別な意味や思い出があるジュエリーをそれぞれ身に着けて参列した。 世界の王室のジュエリーコレクションを紹介するブログ「コート・ジュエラー」を運営するローレン・キーナ氏は、ジュエリーを貸与するという女王の慣行について、こう説明する。 「王室メンバーが大切な場で身につけられるジュエリーを、女王は家族と共有していました」 「これらのジュエリーは、通常、長い期間貸し与えられています。感傷的な意味を込めて渡されたジュエリーも、きっとあったと思います」 一方、メーガン夫人とシャーロット王女は、女王から贈られたジュエリーを身に着けていた。 4人が着用していたジュエリーと、それに秘められた女王との思い出について紹介する。 これは「ヘッセダイヤモンドジュビリーブローチ」として知られる逸品で、かつてビクトリア女王が所有していたものだ。 元々は、1897年にビクトリア女王のダイヤモンドジュビリー(即位60年)を記念して、女王の娘のアリス王女(ヘッセン大公妃)の子どもたち、すなわち女王の孫たちから女王に贈られた品だ。 コート・ジュエラーによると、このブローチには、ビクトリア女王の在位60年にちなみ、ダイヤモンドで囲まれたキリル文字の数字「60」と、3つのサファイアがあしらわれている。 キャサリン妃は、2021年4月17日のエディンバラ公爵フィリップ殿下の葬儀の際にも同じ組み合わせのジュエリーを着用していた。 真珠のイヤリングは、当時王女だったエリザベス女王がフィリップ・マウントバッテン大尉との結婚の際に、結婚祝いとしてバーレーンのハキム(首長)から贈られた真珠から作られたものだ。 エリザベス女王は、在位初期にこのイヤリングをよく身に着けていた。また、ダイアナ妃にも何度か貸与している。 女王の義理の娘であるソフィー妃(ウェセックス伯爵夫人)も使用していたが、ここ数年は主にキャサリン妃が身につけていた。 女王は長年、様々な場でこのチョーカーを身に着けた。特に、ティアラと一緒に使用することが多かった。 1982年の公式晩餐会で、女王はこのチョーカーをダイアナ妃に貸与している。ダイアナ妃は、葬儀でのキャサリン妃同様、バーレーン真珠のドロップイヤリングと合わせて身に着けた。 2018年6月、イギリス・ハルトンで行われた公務に2人で出席する少し前、女王はこのイヤリングをメーガン夫人にプレゼントした。 メーガン夫人は2021年3月、アメリカのトーク番組に出演した際、女王と一緒に公務に向かう途中で、女王から「美しい真珠のイヤリングと、それに合うネックレス」を贈られたと語っている。 「その朝、朝食をご一緒させていただいた時、美しい贈り物をいただきました。女王と過ごす時間が本当に大好きです」 馬は、女王が生涯を通して愛し続けたもののひとつだった。 コート・ジュエラーによると、エリザベス女王の孫であるルイーズ・ウィンザー令嬢も、国葬で馬の頭をかたどったペンダントを着用していた。 「女王との思い出につながるジュエリーや、王室や君主制の歴史を示すようなジュエリーが使われていました」 「ジュエリーは、王室がこれからも受け継いでいく遺産を私たちに思い出させるという役割も果たしていたのです」 この記事は英語から翻訳・編集しました。 独自の写真特集や、思わず共感してしまう体験談、著名人の最新情報から徹底的に掘り下げた調査報道までーー。「世界のイマ」がわかる話題をお届けします。
January 11, 2023 · 1 min · 24 words · Carl Campos