自身の料理について、素材の彩りをいかし、味付けを極力抑え、素材の味をたのしむ「シンプルな素人料理」だと前置きしたうえで、付け加えた。

「胃袋を満たすためではなく、心を満たすための時間は音楽を作るようにクリエイティブで楽しい」

中でもサラダは「太陽の味がする」と表現した。

野菜は、生活の拠点を置くイギリスのロンドンがロックダウンになった時に育て始めたものだそうだ。

「庭に種を植え、毎日水やりをし、ようやく芽生えた小さな葉っぱから、やがて花が咲き、実がなる過程を知ったからこそ、太陽の味がする」

「そして決して高価ではない手頃なワインと美味しい水。ひとりの食卓にキャンドルをそっと華やかに」

「コンビニではない。ミシュランでもない。60男のたかが手料理をゆっくり頬張りながら、サブスクのジュークボックスを漁ると、思いがけず懐かしい曲が流れホロっとしながら『人生も悪くないな』と口角を上げ、ふと燃える、静かな炎が愛おしい」

「素敵すぎる」「布袋さんのお料理に対する思いがとても伝わってきました」「1つの音を大切に選び、奏でる布袋さん。お料理にもその姿があらわれてますね」「私も心を満たすための時間、惜しげなく使って生きていきたいです」などのコメントが寄せられた。