「家を購入した半年後、私たちの家の写真がインスタグラムに投稿されていると、人から聞きました」 「検索してみると、見覚えのあるキッチンの写真を見つけました。同じではありませんが、自分の家のキッチンと似ていたのです」 そこでサラさんは家の欠陥をTikTok動画にまとめ、いかにSNSと現実の世界が違うかを証明することに。 動画は65万回以上再生され、話題になりました。サラさんは、動画内でこう説明しています。 「インフルエンサーである前の住人は、撮影角度やアプリでごまかした『加工だらけの写真』を、ありのままの家のように投稿していました」 「彼らは、家が改装途中だということも知っています。インフルエンサーの家に『見える』ように、投稿する写真を加工していたみたいです」 「SNSの世界では、どうしても自分と他人を比べてしまいがちです」 「加工された私の『素晴らしい家の写真』が、ソーシャルメディアで回っていて、誰かが自分の家と比べ、落ち込んでいると思うと悲しいです」 「だからこそ、私はこの動画を投稿しようと思ったのです」 「視聴者には、インスタグラムの世界と現実の世界は同じではないことを、改めて認識してほしいのです」 「でも、みなさんも、同じようなことをしてしまった経験はないでしょうか？」 「オンラインの世界で、ありのままの姿をみせるのは難しいですよね。それで利用されたり、ひどいことを言う人もいますから。他人からこう見られたいという姿を投稿したほうが楽です」 「仕事でSNSを使う身として、配信するコンテンツ内容には、細心の注意を払っています」 「SNSは人々の精神面や経済面に大きな影響を与えるもの。だからこそ、ウソのない投稿をすることを気をつけています」 「みなさんがネットで目にするものは『すべて』ではなく、『精選』されたもなのです」 「自分のこころの健康を保つためにも、メディアを活用するときは、そのことを意識することが必要だと思います」
